【縁にしたがって道を歩む】

縁起という言葉に振り回されるのではなく、縁にしたがって道を歩む修行者は、すでに仏教の根本を修めている。そのような立派な修行者にとって、この世は迷 わせるものではなく、道標に満ちあふれている。こころの羅針盤が確立されたとき、海を越える準備はすべて整っているのである。