【真理の集い】

道を求め、真実を知ろうと熱望する人々が、理法について語らうならば、それは決して空しからざるものとなるであろう。 かれらは、互いにことわりを聞かせて、ついに真理を聞き及ぶに至ると期待され得るからである。 その語らいは、少なからぬ福徳と、大いなる功徳を生じるよすがとなるのである。

この浄らかな集いでは、それぞれがそれぞれに、悪口を口にせず、いつわりを語らず、両舌をこととせず、(決して好んで)下らない話をしない。 この浄らかさゆえに、この浄らかな集いはサンガ(僧伽)と名づけられる。 それは、形式と形体とを問わず、道の人によって営まれる真理の集いであり、その浄らかさは努力なくして継続されるものである。

もし人が、そのような真理の集いを見たならば、こころに歓喜してその集いに加わるべきである。 その集いは、来た人を決して悲しませることがないからである。

こころある人は、自らの明知によって、世に稀有に現れるこの真理の集い(=サンガ(僧伽))を見いだして、ただ聞くだけでもよいからその集いの中にあれ。