一つの常不軽菩薩縁起

自らニルヴァーナに近づいた人と、他の人をニルヴァーナに近づけた人と、 どちらが功徳が大きいかと言えば、後者であろう。何となれば、後者には他の人の道を誤らせる危険も伴う。それを知りつつ、敢えて、自分の名誉と識見にかけ て他の人を正しい道に斡旋したならば、その功徳は量り知れない。

これも、一つの常不軽菩薩縁起だと言ってよいであろう。

[参考]

  → Ud116 正しく歩め(常不軽菩薩縁起)