【賢者・菩薩が仏となる】

覚りとは、衆生が仏になることである。しかしながら、愚者が賢者になるのではない。愚者は愚者に過ぎないからである。賢者が、一切知者となる道。それが仏道である。

覚りとは、真実のやさしさを知ることである。しかしながら、愚者が急にやさしい人になるのではない。元々やさしい人(=菩薩)が、真実のやさしさを知って人格を完成させる道。それが仏道である。

それで、学識豊かでなくてはならないと説かれる。それで、功徳を積まなければならないと説かれる。