【弟子と仏縁】

信じられない人もいるかも知れないが、私(=SRKWブッダ)の一番弟子は女性である。 彼女は、私が仏であると知ると誰よりも早く私に会いにやってきた。

しかし、一番弟子だからと言って彼女が最初に解脱するとは限らない。 心解脱しても慧解脱はしないかも知れぬ。 それでも、一番弟子は一番弟子である。 仏縁とはそのようなものなのである。

彼女は、自分が女性だから覚れないのではないかと疑っている。 しかし、そんなことは決してない。 女性が覚れない道理など、どこにも存在しないからである。 すべては本人次第である。 すべては因縁によっている。

男性の修行者は、自分は男だから女よりも覚りやすいだろうなどと考えてはならない。 その主張には何ら根拠が無いからである。 法華経は変成男子、すなわち女性は一旦男として生まれそして覚るのだと説いている。 しかし、それは女性が今世で覚れないと言っているのではない。

法華経に出てくる竜王の娘は三千大千世界に匹敵するほどの値打のある一つの宝珠を持っていた。 それを仏に奉った処、仏は早速これを受ったが、それはとても早かった。 そして、それよりも早く彼女(竜王の娘)は男に変わり、そして仏になって見せたのである。

私に縁のある女性たちもまたそのようであれ。 女性が今世で覚れないなどという誤った見解を払拭して見せよ。 本人がこころから覚りを望むならば、機縁を生じ、因縁を得て、竜王の娘よりも早く覚りに達するに違いないからである。

[追記]
2011年7月20日に私(=SRKWブッダ)の細君が形態(rupa)の解脱を果たした。 これにより、女性でも覚れることがはっきりした。 細君(涼風尊者)の解脱については『感興句 Ud101』を参照されたい。

 → 感興句 Ud101: 女性の解脱(細君の実例)