【供養するに値する人】

供養するに値する人は、物をもらってくれるのではなく気持ちをもらってくれる。 かれ(彼女)は、もらった物がみすぼらしければみすぼらしいほど、少なければ少ないほど、それに込められた大きな気持ちを察知して何よりもそれを大事に受け取るのである。

もしそのような人に出会ったならばすすんで供養するがよい。 その供養は、無量の功徳となるからである。 その時、その供養に値する人は何かを口にするであろう。 その稀有なる言葉を決して聞き逃してはならない。 その言葉こそが、まさしく善知識の確かな存在を示唆するものであるからである。