【悪魔とその軍勢】

善かれと思って為したのに、最悪の結果となる。 それは悪魔の仕業である。 人生においては為すべきことがあるのに、それ以外のつまらないことに気を取られてしまう。 それは悪魔の軍勢の働きによる。

魔がさせば善人も悪に染まることがある。 しかし、人は仏がさして(つまり法の顕れを得て)悪魔とその軍勢を撃破し、ついに苦悩から解脱する。

悪魔とその軍勢は、まるで自分たちが世に存在しないかのように見せかけている。 しかしながら、眼ある人はその正体を見破ってかれらを退けるのである。