【四種の人生】

実に、この世には四種の人生がある。

 第一の人生は、覚りの境地に至った人が歩む人生(覚者の人生)
 第二の人生は、善知識足る人が歩む人生(尊敬さるべき人生)
 第三の人生は、(正しい)発心を起こした人が歩む人生(聖者の人生)
 第四の人生は、悪魔とその軍勢に征服されている人が歩む人生(衆生の人生)

およそ人としてこの世に生まれて、これら四種のうちのどの人生を歩むかは、世に宿命や運命と呼ばれるような何か依るのでは無く、詰まるところその人の心のあり方に依拠している。

それゆえに、心ある人は、自ら覚りの境地に至ることを(正しく)熱望して、誤って第四の人生を歩まないようにすべきである。